色弱は遺伝するの?家族構成ごとのパターンを図で解説

このブログでは、色弱である私自身の体験や経験をもとに、できるだけ分かりやすく整理してお伝えしています。

目次

はじめに

自分が色弱である理由について、
正直、若い頃はあまり気にしたことがありませんでした。

「そういう見え方なんだな」
それくらいの感覚で、日常生活を送ってきたと思います。

でも、子どもが生まれたときに、
初めて
「これって遺伝するのかな?」
と気になるようになりました。

不安になったというより、
ちゃんと仕組みとして知っておきたい。
そんな気持ちだったと思います。

この記事では、
色弱の遺伝について、
父と母の状態ごとにパターンを分けて、
図を使って整理してみました。

色弱はX染色体に関係しています

一般的な色弱(赤緑色弱など)は、
X染色体にある遺伝子が関係していると言われています。

人の性別は、

  • 男性:XY
  • 女性:XX

という染色体の組み合わせで決まっています。

色覚に関係する遺伝子はX染色体にあり、
Y染色体は色弱には関与しません。

そのため、
色弱の遺伝を考えるときは、
X染色体がどのように伝わるかを見ることになります。

なぜ色弱は男の子に多いのか

男性はX染色体を1つしか持っていません。

そのため、
そのXに色弱に関係する遺伝子があると、
その影響がそのまま見え方に現れやすくなります。

一方、女性はX染色体を2つ持っています。
片方に色弱に関係する遺伝子があっても、
もう片方のXによって補われ、
見え方に影響が出ない場合が多くなります。

これが、
色弱が男の子に多い理由です。

家族構成ごとの考え方

色弱の遺伝は、
「父がどうか」「母がどうか」によって、
いくつかのパターンに分けて考えることができます。

以下では、代表的な6つのパターンを
図と一緒に紹介します。

なお、
子どもの見え方が
必ず決まる場合と、
いくつかの可能性がある場合があります。

それぞれのケースについて、
整理して見ていきます。

なお、図の中では、
Xの上に丸が付いているもの
色弱に関係する遺伝子」として表しています。

また、色弱に関係する遺伝子を持っているけれど
見え方には影響が出ていない場合を、
保因者」と表現しています。

① 父母ともに遺伝子を持っていない場合

父も母も、
色弱に関係する遺伝子を持っていない場合です。

この場合、
男の子・女の子ともに
色弱が遺伝することはありません。

② 父は色弱、母は遺伝子を持っていない場合

父が色弱で、
母が色弱に関係する遺伝子を持っていない場合です。

この場合、
男の子に色弱が遺伝することはありません。

女の子は色弱にはなりませんが、
色弱に関係する遺伝子を持つことになります。

③ 父は遺伝子を持っていない、母は保因者の場合

父は色弱ではなく、
母が色弱に関係する遺伝子を持っている場合です。

この場合、
男の子は色弱になる可能性があります。

女の子は色弱になることはありませんが、
色弱に関係する遺伝子を持つ可能性があります。

④ 父は色弱、母は保因者の場合

父が色弱で、
母も色弱に関係する遺伝子を持っている場合です。

この場合、
男の子は色弱になる可能性があります。

女の子は、
色弱になる場合と
色弱に関係する遺伝子を持つだけの場合があります。

⑤ 父は遺伝子を持っていない、母は色弱の場合

父は色弱ではなく、
母が色弱の場合です。

この場合、
男の子は色弱になります。

女の子は色弱にはなりませんが、
色弱に関係する遺伝子を持つことになります。

⑥ 父母ともに色弱の場合

父も母も色弱の場合です。

この場合、
男の子・女の子ともに、
色弱になります。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

いずれ、私の娘たちにも、
色弱の遺伝について、
説明したいなと思っています。

そのときには、
可能性の話だけでなく、
自分自身の体験も一緒に伝えたいと考えています。

色弱の遺伝は、
男の子になるか女の子になるかと同じで、
誰かの選択や責任で起こるものではありません。

仮に同じような見え方だったとしても、
それを必要以上に気にすることはなく、
色弱であることが、
人の価値や生き方を決めるものではないことを、
私自身の歩んできた日々を通して、
伝えていけたらと思っています。

それでは今回はここまで。

では~

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